結婚式をしよう!と決めた時、自分たちはどのくらいの人数を招待するのかを考えますよね。
式場見学をする時にも、人数が決まっている方が仮予約などもとりやすく、早めに決めるに越したことはありません。
結婚式のゲストの人数は、どんなことをポイントに考えればいいのでしょうか。
今日は招待するゲストの人数について決める時に、考えるポイントをまとめました!
招待人数の平均は42.8人
ゼクシィ 結婚トレンド調査2021調べによると、結婚式の招待人数の平均は42.8人となっています。
(2020年の調査では65.1人だったので、新型コロナウイルスの影響もあり、招待人数は減っています。)
<披露宴・ウエディングパーティの招待客人数>
・10人未満 9.3%
・10~20未満 14.2%
・20~30未満 10.8%
・30~40未満 10.6%
・40~50未満 10.7%
・50~60未満 11.3%
・60~70未満 12.1%
・70~80未満 7.4%
・80~90未満 5.1%
・90~100未満 2.1%
・100人以上 6.4%
10~20人が一番多く、次いで60~70人の披露宴・ウエディングパーティーが多かったことがわかります。
そして割合でみると、70人未満の式が約80%を占めており、30人以下の式も34%と人気。
アットホームな結婚式が最近のトレンドです。
地域によって偏りあり
また、地域によってもゲストの平均人数に差があります。
有名なところだと、沖縄は大規模な結婚式をするイメージがありますよね。
沖縄は「知り合いの結婚式に出るのは当然」「ご祝儀1万円」と、地域独自の結婚式文化があります。
地域性もある招待人数ですが、
こちらもゼクシィ 結婚トレンド調査2021から地域別に平均をみていきましょう。
<地域別 招待人数平均>
・北海道 43.8人
・青森、秋田、岩手 43.9人
・宮城、山形 39.9人
・福島 41.4人
・北関東 45.0人
・首都圏 43.2人
・新潟 32.7人
・長野、山梨 39.2人
・富山、石川、福井 41.5人
・静岡 46.2人
・東海 41.4人
・関西 39.9人
・岡山、広島、山口、鳥取、島根 36.8人
・四国 42.0
・九州 52.9人
沖縄を含む九州が1位の52.9人。
逆に一番アットホームな式が多いのは新潟県の32.7人でした。
最も多い九州地域と比較すると、その差は20.2人!
地域ごとの結婚式文化はもちろんのこと、
平均人数についても知っておくと参考になりそうですね。
ここまでは、ゲストの招待人数に関する数字を見てきました。
次は注意点や、招待人数を考える際のポイントをチェックしていきましょう。
コロナ禍における結婚式の注意点
2022年現在でも、おさまることのない新型コロナウイルス感染症の影響。
結婚式をするにあたって、気になることも多いですよね。
2020年には平均約65人だったゲスト人数も、2021年には約43人になり、よりアットホームな式がトレンドとなりました。
これは感染症の影響により、大人数で集まることへの配慮が現れていると考えられます。
各式場でも感染症対策はしていますが、ゲストの招待を考える際に、気になることもありますよね。
例えば、妊婦、ご高齢の方、感染リスクの高い方など…将来をためらうこともあるかと思います。
ですが「誘っても来られないだろう」と、招待側が判断して打診をしないというのは、もしかしたら相手をガッカリさせてしまうかもしれません。
感染症に関係することで招待を迷う場合は、相手の判断に任せるのがベスト。
「あなたのことはぜひ招待したいけれど、あなたの体が心配だから欠席でもかまわない。どうだろうか」と、
電話などで連絡をとり、招待状送付前に打診をするのがオススメです。
結婚式のゲストの人数を考えるときの2つのポイント
ではここから、披露宴に招待するゲストの人数を考える時の2つのポイントをご紹介します。
そのポイントが以下の2つ。
・だれまで呼ぶか?
・どの会場であげたいか?
詳しく解説します。
ポイント①結婚式の人数は誰まで呼ぶか?で大体決まる
まずひとつめのポイントは「誰まで呼ぶか」です。
例えば、新郎新婦から近しい関係性で考えていくと
家族、親族、友人、職場の人、といった枠がありますよね。
結婚式の人数は「どの範囲の関係性の人まで呼ぶか」でだいたい決まります。
大枠で考えていきましょう。
家族
家族は関係性によりますが、一般的には出席してもらうことが多いです。
自分が育った環境でそばにいてくれた家族には、声をかけるつもりでいましょう。
最近では家族のみで行う式を挙げるカップルも多く、両親のみ招待するという人も。
身内のみの式を考えている場合は、兄弟姉妹はどうするかパートナーと相談が必要です。
親族
親族の招待範囲は、親に相談するのが一番ベター。
祖父母、叔父や叔母、従兄、その子供など、どこまで呼ぶかを話し合いましょう。
筆者は従兄や叔父叔母は呼ばなくてもいいかなと考えていましたが、
父親に「自分は呼んでもらっていたから、できれば招待してくれ」と言われて出席してもらうことになりました。
自分の式ですが、親には親の人間関係があります。
親戚の招待に関しては、親と相談して決めることをオススメします。
友人
友人に関しては、一番難しいところですよね。
「自分の人生の岐路に立ち合ってもらいたい」「これからも付き合いを続けていきたい」そう思える人を招待しましょう。
それでも人数が多く、友人の招待に関して悩む場合は
「絶対に招待したい人」「できれば招待したい人」「招待するべき(式に呼んでくれた)人」に
グループ分けをしてみましょう。
「絶対に招待したい人」は当然呼ぶとして、「できれば招待」「招待するべき」のグループの人数を調整しましょう。
今後会うときに気まずいかも…と思うかもしれませんが、きちんと理由を話せば大丈夫。
『会場のキャパシティ』『予算』『親の意向』『両家の人数バランス』等々、理由はいくらでもあります。
せっかくの晴れ舞台ですから、お祝いしてほしい人を呼びましょう。
昔の友人に声をかけたら懐かしいつながりが復活する、なんてこともあります。
職場
職場関係は、できれば両家でバランスに気を付けたいところ。
招待する上司の役職や年齢などが離れすぎていないか、人数や席順なども要チェックです。
「直属の上司」「部署」「同期」「お世話になった人」など、二人で相談して招待する範囲を決めましょう。
職場の雰囲気も関係することなので、先輩など、職場の人にリサーチして招待範囲を参考にすることをオススメします。
自分で判断が付かない場合は、信頼のできる先輩や上司に相談するのも良いと思います。
ポイント②どの会場を選ぶか?
二つめのポイントは「どの会場を選ぶか」です。
特に披露宴会場は、招待人数によって会場の規模が変わります。
大まかな人数にあたりをつけてから、披露宴会場を選びましょう。
また、会場見学の際には、1テーブルに何人まで座れるかを聞いておくと、招待ゲストを決める際に参考になります。
人数の確定は式場決定後、しばらくしてからです。
誰を呼ぶかをきちんと決めるのは、会場が決まってしまえば人数の上限ができるので、決定後でも良いかと思います。
おおまかな招待ゲストの人数を決めて、式場見学をしましょう。
ここで注意しておきたいのが「大きな会場を借りておけばいい」わけではない、ということです。
例えば、20人のゲストに対して100人規模の会場を借りていた場合、人数が少なく寂しい感じがしてしまいます。
おおよその招待ゲストの人数を参考に、人数に見合った会場を選びましょう。
また、感染症対策といった視点で考えると、テーブルにはすこしゆとりを持たせたいところ。
ゲスト同士の感覚が狭いと、心配になるゲストがいるかもしれません。
会場見学の際に実際にテーブルを見せてもらって、パーテーションなどの設置を考えている場合は
そのスペースも考慮し、1テーブルあたりの人数を決めましょう。
迷ったらこの順番で考えよう
では、招待ゲストの決め方の流れを詳しくご紹介します。
親しい友人や親族など、結婚式をぜひ見てほしい人です。
パートナーと二人で具体的にリストアップをしてみましょう。
この時、親族に関しては親に相談することをオススメします。
職場の上司、共通の知り合い、式に呼んでくれた人などです。
この時、パートナーとすり合わせて、職場関係をどこまで呼ぶか考えましょう。
「絶対に招待したい人」「呼ぶべき人」の2グループが決まれば、
あとは会場の人数上限がありますので、その範囲の中で「できれば呼びたい人」を追加していきます。
テーブルあたりの人数を考えて、席順も想像してみると良いでしょう。
人間関係なども考えつつ、招待ゲストを決めていきましょう。
人数の内訳
では、みんなの披露宴やウエディングパーティーでは、招待ゲストの内訳はどうなっているのでしょうか?
気になったので調べてみました。
<2021年の全国平均での招待人数約43人の内訳>
・親族 18.4人
・友人 16.0人
・職場 7.4人
・その他 1.2人
となっていました。
やはり親族が一番多く、次いで友人、職場、といった順番になりました。
今まで育ててくれた両親と、小さなころから見守ってくれていた親族。
そして、これからもずっと一緒に過ごしたい友人、といったところは招待する人が多い様子。
みんな「呼びたい人」「呼ぶべきゲスト」を考えて、線引きをして招待ゲストを選定します。
ただ、これは平均にすぎません。
個人の背景で、ゲストの人数は変化するもの。
あまり深く考えすぎず、まずはリストアップをしてみましょう。
人数のバランス
最後に、両家の招待人数のバランスについてです。
両家の招待人数は、気になるかもしれませんが、揃えなくても大丈夫です。
無理にゲストに声をかける必要はありません。
両家が気にしなければ特に問題はありませんので、呼びたい人を呼んで、素敵な式をしましょう!
まとめ
「結婚式のゲストの人数」は、式場見学前におおまかな人数を決めて、
式場決定後に細かな人数を確定することになります。
まずは大枠を考えて、それからひとりひとり、ゲストのことを考えてみましょう。
招待するゲストを決めるのは難しいことですが、
素敵な式にするためにも、まずはリストアップから頑張ってみてくださいね。
この記事が、結婚式に悩むあなたのお役に立ちますように。